都政新報

今週の都政新報

作家・有吉佐和子が残したもの／杉並区で東京初の展覧会

　武蔵野の面影を残す緑豊かな杉並は、昭和の初めから井伏鱒二、太宰治、与謝野晶子など、多くの文豪に愛されてきました。
　その一人、有吉佐和子は５６年に、古典芸能界の新旧世代の葛藤を描いた『地唄』でデビューし、代表作に３代にわたる女性たちの生き様を川の流れに重ねた『紀ノ川』があります。この作品は、司葉子、岩下志麻が出演して映画化され、ＮＨＫでテレビドラマ化もされました。

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