| 未来への道筋~11年度特別区予算~/2/基金、起債/震災で影を落とす税収 23区の2011年度当初予算は、長引く不況で不足する財源を賄うため、全区が財政調整基金から繰り入れた。総額は、約1100億円に上る。 各区にとって、頭が痛いのは、むしろこれからだ。東日本大震災により、当初予算で見込んだ歳入の確保は厳しい情勢になっている。日経平均株価は15日、千円以上の大幅下落で8400円を割り込んだ。消費の抑制や法人関係税の悪化など、大幅な減収は避けられないという見方が広がっている。今後、補正予算などでさらに基金の活用が求められる状況が予想される。 リーマンショック以降の財源不足で目減りする基金残高に不安を抱える区も多い。 (続きは本紙でお読み下さい)
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