| 都政の潮流/外向きに針路を取れセクショナリズム 「都庁という組織中での部局間の争いなど、いかに取るに足らざるかということがよく分かる」。2015年新年、職員へのあいさつで舛添知事はこう話した。榎本武揚などにも言及し、「幕末の歴史をひも解いて」まで、都庁組織のセクショナリズムを批判した。 「部局間の争い」が具体的に何を指すのか。多くの職員にはピンと来ない。この20年で染み付いた風土を指摘したものだろうか。 「えー。それ、うちでやるの?」「○○部の仕事でしょ」と、降ってくるやりをいかに払いのけるか、時にほとんど屁理屈で論破する。「例の件、○○局にやらせる。粘り勝ち」……。そんな仕事ぶりが辣腕として評価された時代もあった。
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