| 木密地域の柔軟な発想を/―都における空き家の現状と課題/富士通総研経済研究所上席主任研究員 米山秀隆大阪に次ぐ多さ 2013年の東京都の空き家数は82万戸、空き家率は11・1%であった(全国では820万戸、13・5%)。5年前の前回調査に比べて空き家数は7万戸増加したものの、空き家率は横ばいにとどまった。空き家のうち、特に問題となるのは、空き家になったにもかかわらず、買い手や借り手を募集せず、そのまま置かれている状態のものである。周囲に悪影響を与えるなど現に問題となっている空き家と、将来問題になり得る予備軍が含まれる。 全国では、空き家全体に占めるこうした問題含みの空き家の割合は4割近くにまで高まったが、都ではこの割合は19%と前回調査に比べて低下した。問題含みの空き家率(問題含みの空き家数/総住宅数)も全国では5・3%と前回調査に比べて上昇したが、都では2・1%と前回調査に比べて低下した。
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