| 書評を歩く/『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』 著者はゴールドマン・サックスの元アナリストで、17年にわたり日本経済と日本の金融機関を分析してきた経歴を持つイギリス人。ひょんなきっかけで300年以上続く文化財修理会社(小西美術工藝社)の社長になる。この本の前半はアナリストとしての経験に基づいた日本経済の批評であり、特に日本の経営者層への辛口の言葉が続く。 「日本の経営者にはサイエンスが足りない」「やるべきことをやれば日本の組織は劇的に改善する」「日本にはびこる効率の悪さを改善するには、数字に基づく分析と細かな改善の積み重ねが必要だ」……。著者自身が日本の老舗会社を立て直した経験から発する言葉には説得力がある。
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