| 9年の空白~港区エレベーター事故(上)/安全神話/日本にない特殊な構造 港区の区民住宅「シティーハイツ竹芝」で2006年6月3日、都立高2年の市川大輔さんがシンドラー社製エレベーターに挟まれて死亡した事故から9年以上の歳月が過ぎた。業務上過失致死罪に問われた同社や当時の保守管理会社の責任者ら4人の刑事訴訟は29日に東京地裁で判決を迎える。日常的に当たり前のように利用するエレベーターでの悲劇はどうして起きたのか。そんな単純な問いを求めるためにこれだけの長い年月を要したのはなぜか。9年の空白を追う。
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