| 識者はこう見る―2011都知事選(下)/既存政策を大胆にレビューを/渡辺日佐夫(東京都市大学教授) 静かな都知事選挙、選挙があると気づかなかったというのが本音ではなかろうか。 その原因は、東日本大震災に関心が集中し、原発危機と停電によって、被災地域ではない東京都においても選挙どころではない、行政が今なすべきは救援と復旧への協力と思った人が多かったからではないか。 岩手、宮城、福島の3県に限らず、選挙を延期するという選択肢がなかったか、これこそ政治のリーダーシップが求められたことだろう。
■民主党の存在/価値 次に、政権政党である民主党が都知事候補を擁立しなかったことが大きかったと考える。民主党は2大政党制を確立し、政権選択を可能とするというのが党是ではなかったのか。
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