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今週の都政新報
 

風化させない~被災地の今/復興への熱い思いと東北の魅力

 3月某日、不安を抱えながら、まだ冬のように寒い盛岡駅に降り立った。
 岩手県内では東日本大震災津波により4672人もの尊い命が奪われ、今もなお千人を超える方が行方不明となっている。
 県は復興計画を定め、県政史上かつてない規模と体制で復旧・復興に取り組んでいる。現在、各事業はピークを迎えており、復興に向けた歩みは着実に進んでいる。
 9月には、陸前高田市のベルトコンベア「希望のかけ橋」の稼働が終了。震災から4年半が経過し、復興の進捗を象徴する出来事と言える。
 しかし、いまだ多くの方々が応急仮設住宅等での生活を余儀なくされているなど、復興は道半ばであることも確かだ。

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