採用試験／就活日程前倒しで議論／政府が実務者会合設置／都管試への影響を注視

　大学生の就職活動の選考開始時期を巡り、内閣府は４日、国や経済団体などで構成する実務者会合を開き、議論がスタートした。国や自治体、民間企業が今年度に実施した採用試験では、選考活動が大学４年の８月解禁に見直されたが、学生の就職活動が長期化する問題が明らかとなった。実務者会合では、企業などの選考開始を最大の論点に今後の在り方を検討するが、大学側は再見直しに反対を表明している。都では、採用試験の日程に近い管理職選考に影響が出る恐れもあり、都人事委事務局は実務者会合の議論の行方を注視している状況だ。