杉並区/「受忍義務」結論得ず/狭隘道路審議会が答申案 防災や緊急車両通行などの観点から、幅員4メートル未満の( き)狭(ょう)隘(あい)道路の拡幅整備促進を目的に議論を進めてきた杉並区の審議会が5日、答申案を取りまとめた。審議会では、拡幅で憲法が保障する財産権の条例規制範囲が焦点となって議論が長期化。実に7カ月半ぶりに開かれた最終会合では、後退部分に障害物がある場合、除却で行政代執行が可能とした。半面、区が財政負担した上で道路整備することに区民の受忍義務を課すことについては、可能とする意見と慎重論の両論併記とし、最終結論には至らなかった。審議会は、出来るだけ早期に田中良区長に答申書を提出する考え。
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