政府・与党の税制改正論議が山場を迎えている。都財政に影響の大きい税制改正メニューが目白押しだ。 法人住民税の国税化は2014年度から始まり、さらに進めて全国から合計1兆円規模で法人住民税を吸い上げ、地方交付税の原資にするものだ。法人事業税を一部国税化する、いわゆる暫定措置の廃止も不透明で、廃止しても、それに見合う新たな偏在是正が検討されている。