練馬区は10日、区政改革計画の素案作成に先立ち、区民意見の聴取を目的とする検討資料を発表した。行政が計画を策定する際、素案をまとめた時点でパブリックコメントや住民説明会を実施するのが一般的だが、素案作成の段階から区民参加の機会を設けるのは珍しい。前川燿男区長は「光が丘地区で暮らして30年以上が経つが、区民参加の機会に不満を持ってきた」と語り、13年4月の区長選から訴えてきた区政改革では計画策定の過程から「前川流」を反映した格好となった。