千代田区の特別職報酬等審議会は10日、政務活動費(政活費)の3分の2(月額10万円)を議員報酬に組み込む答申案を了承した。この日の審議会は賛成派と反対派で意見がかみ合わず、議論は紛糾したが、賛成派が押し切った形だ。原案に修正を施した上で石川雅己区長に答申する。ただ、答申案には根拠が不明確な点もあり、区議会からは反対意見も出ている。議論の場は議会に移るが、自らの報酬に関わるだけに区議会のチェック機能が試されることになりそうだ。