検証・舛添都政2年~第2部・都幹部職員座談会/知事の意思、測りかねた2年 舛添知事の就任から間もなく2年。当初は石原・猪瀬都政と比べて「職員の話を聞いてくれる」という評価が上がり、厚生労働相を経験したこともあって都政の抱えている課題に真剣に向き合うという期待感が強かったが、最近は新国立競技場の建設費の負担問題を引き金とした都議会自民党との軋轢(あつれき)や、五輪組織委員会のエンブレム騒動に伴う「更迭」とも取れる人事など、都庁内には「不安要素」も出ている。政策的な成果は都市外交などごく一部にとどまり、偏在是正措置など対応に苦慮する案件も多い。舛添都政は今後、どう展開していくのか。幹部職員に1期目の前半を振り返りながら、後半を占ってもらった。
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