社説/「リオ後」の好転に期待/都政全体を上昇気流に乗せろ 今年は4年に一度のオリンピック・イヤーだ。 8月にリオデジャネイロ五輪が開催され、閉会式の「アントワープセレモニー」では、2020年大会の開催都市として東京都知事が五輪旗を受け取る。 いよいよ世界の注目が東京に集まる節目の年になるのは間違いないが、現時点で東京五輪を待ち遠しいと感じている都民がどれだけいるだろうか。スポーツと平和の祭典を心待ちにする雰囲気が希薄なのは残念だが、テロの脅威を始め、世界を覆う不確定要因があまりに多すぎる現況では、機運がいま一つ盛り上がらないのも仕方ないのかもしれない。
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