急がれる福祉避難所の取り組み/荒川区社会福祉協議会事務局長 藤田満幸東京の防災で重要な課題 1月17日、3月11日……これらの日は人々の苦悩の記憶であるとともに、私たちに地域の安全の大切さを思い出させてくれる大事な日である。 こうした大災害を契機に、国を始め地方自治体や社会福祉協議会、NPO・NGOといった様々なところで、防災まちづくりや災害に備えた取り組み、災害発生時の支援体制の検討などの対策が進められている。しかし、その重要性に比べて取り組みが遅れていると感じるのが、災害時要配慮者への支援、とりわけ支援の中核となる福祉避難所に関する具体的な検討や準備だ。
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