| 東京で日常を見直す/文京区文京保健所 中臣昌広ティッシュペーパーは/一人一箱 夕食の時、妻が声を上げた。 「驚いた。ティッシュペーパーが全然減ってないじゃないの。あなたは今まで一口食べるたびにティッシュを使ってたのに。人間、変われば変わるものね」 一時は、トイレットペーパーやティッシュペーパーが買いだめで、店頭からなくなった。 東日本大震災は生活を考え直すきっかけになった。私はそれまで、食事中に口をぬぐうため無意識にティッシュを何枚も取っていた。 震災の日を境に、私はこう提案した。 「家族共通のティッシュペーパーの箱じゃなくて、各自で自分の『箱』を持つことにしようか。そうすれば、大切に使うことになるんじゃないか」「それはいいわね」 妻が真っ先に賛成した。早速、妻は箱に名前を書き込んだ。
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