疲れず、眠らず、見逃さず─。その「目」は登下校時の子供たちを静かに見守っている。都と区市町村が2分の1ずつを補助して設置を進めている通学路の防犯カメラだ。 都は2014年から5カ年で、1300校近くある都内の全小学校通学路に設置する計画で、今年度と来年度は各4億3千万円の予算を充てる。1校につき5台程度の防犯カメラは、今年度末時点で半分近くの約600校で設置が進み、来年度中には8割程度の通学路に設置が完了する見込みだ。