政活費付け替え、1定提出見送り/千代田区長「議会の審議を勘案して判断」 千代田区の石川雅己区長は21日、本紙などの取材に応じ、昨年12月に区特別職報酬審議会(会長=武藤博己法政大学大学院教授)が提出した答申に関連する議案を第1回定例区議会に提出しない考えを明らかにした。答申は政務活動費(政活費)の3分の2(月額10万円)を使い道の報告義務が無い議員報酬に組み込む内容で、議会側から「区長の諮問事項の範囲を逸脱したもので、到底受け入れられない」などと拒否されていた。石川区長は「議会が設置した審査会の結論を見極める」と判断を先送りしたが、今後に火種を残した形だ。
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