今年度の東京都教育委員会表彰を受けた都立大塚ろう学校。聴覚障害があると日本語が身に着きにくいという課題に挑戦して約10年。少子化で聴覚障害の子供が相対的に減少する中、同校では在籍する子供の数が逆に増えている。「理由の一つに、日本語の力を伸ばしてくれる学校という評価が定着している」と横倉久統括校長。その力になるのが、幼稚部から小学3年生までの自立活動の時間に取り組む文法指導だ。