認知症の方を地域で見守る取り組み/『うちに帰ろう』模擬訓練/文京区認知症・地域包括ケア担当課長 多田栄一郎 昨年11月下旬、「認知症の方を地域で見守ろう」をスローガンに、文京区では初めての徘(はい)徊(かい)対応の『うちに帰ろう』模擬訓練を実施しました。 文京区では今年度、区の重点施策として開始した「行方不明認知症高齢者ゼロ推進事業」(以下、ゼロ推進事業)を開始しています。模擬訓練も四つの柱の事業の一つで、認知症の方が行方不明になってから保護までの流れを、地域の皆さんと体験するもので、地域の見守り機能の強化やネットワークの構築などが目的です。 ゼロ推進事業では、電子メールを活用した「ただいま!支援SOSメール」もスタートしています。今回の訓練では、このSOSメールの配信をスタートとして、それを基に捜索を行うという、より実践に即した、全国的にも珍しい形での訓練実施となりました。
|