海上公園の再配置検討／環境変化に合わせ新規・廃園も／貴重な水辺の役割変わらず

　都港湾局は４日、東京港の埋め立て地に整備している海上公園の在り方について、都港湾審議会で進めてきた検討の中間まとめを公表した。近年、臨海地域の果たす役割が変化しつつあることから、利用の少ない公園を周辺のニーズに合わせた用途転換などを検討する一方、新たに公園を配置して緑の総量は増やす方針を打ち出した。また、生物多様性やクリーンエネルギーの考え方を取り入れ、東京港を中心とした水上交通ネットワークとの連携も盛り込むなど、東京五輪を見据えた新たな水辺空間の在り方を示した。