「未来へ。確かな道すじを」と題した足立区の新年度予算。2月策定の区教育大綱では「夢や希望を信じて生き抜く人づくり」を掲げ、(1)誰もが子供を支える主役(2)貧困の連鎖を断ち切る教育─を2本の柱に据えた。予算制度改革やコスト分析による行政改革などに手腕を発揮し、昨年4月に新教育委員会制度の下での教育長に就任した定野司氏に、教育に懸ける思いを聞いた。