戦争の惨禍を語り継ぎ、平和を発信することを目的とする「東京都平和祈念館(仮称)」の建設を求める陳情が15日、都議会文教委員会で審議され、不採択となった。同館は鈴木都政下の1990年代に構想が練られたが、都議会で展示内容に関する歴史認識や見解に相違があり、合意が得られずに建設凍結に至った経緯がある。陳情は2001年以降、4度目だが、依然として議論が進む気配は見られない。