空き家対策特別措置法が一部施行されてから、今日26日で丸1年を迎える。特措法によると、倒壊の恐れなどがある特定空き家を行政が代わりに解体できるようになり、都内では3月にも特措法による行政代執行が初めて実施されることが分かった。だが、都内自治体が住民票や登記簿から所有者を特定できず、固定資産税を課税・徴収している都から所有者情報が提供されても、所有者を把握できない困難案件もある。空き家を巡る都内自治体の現状を追った。