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りんかい線開業２０年乗客数、年間１万人増／安全対策、技術継承が課題

新宿や渋谷などのターミナル駅とお台場を結ぶ「りんかい線」が今年３月、開業２０周年の節目を迎えた。開業当初は沿線開発が途上で約２千億円もの莫（ばく）大（だい）な長期借入金の返済が不安視されていたが、沿線の臨海部の観光地化や大崎駅でのＪＲ埼京線との直通運転により、２０１２年度には初の黒字化を達成。乗客数も右肩上がりとなっている。ただ、借入金の金利急騰のリスクや設備の老朽化対策への投資など、経営面で楽観できない事情も抱える。