月島地域に人口１０万人／住宅開発や選手村転用で／中央区が将来推計／一極集中に処方箋を

　中央区は、１０年後の２０２６年に人口が２０万８６８４人に達すると推計した人口ビジョンを、６日に開かれた区議会企画総務委員会に報告した。区内では大規模な住宅開発計画が予定されているほか、東京オリンピック・パラリンピック大会後に晴海の選手村が住宅に転用される計画があり、全人口の５割超を月島地域が抱え込むいびつな人口構造が予測されている。一方、長期的に見ると人口の減少局面に入ると見込まれていることから、「定住人口の回復」が最重要課題だった時代が終わり、人口減少社会を見据えた区政のかじ取りが求められそうだ。

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