江東5区水害対策/自治体超えて100万人避難/発災1日前に勧告発表/一目散に逃げるしかない ゼロメートル地帯に位置する墨田、江東、足立、葛飾、江戸川の江東5区は24日、大規模水害に備えて自治体の境界を越えた広域避難の対応方針をまとめた。大規模水害の発生3日前を目安として5区が共同で広域避難の検討を開始。1日前に「広域避難勧告」を発表する。江東5区全体で258万人もの人口を擁しているが、対応方針では100万人以上の広域避難体制を整える。やむを得ず逃げ切れなかった垂直避難者の浸水域からの脱出など多くの課題も残されており、多田正見江戸川区長は「木で言えば幹は出来たが、幹から発生する枝葉の問題も精力的に詰めていかなければならない」と語った。
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