豊島区/地方居住を区民が議論/秩父市とのCCRC検討で/「姥捨て山」に終止符を 豊島区は20日、区と合同で移住高齢者コミュニティー「日本版CCRC」の検討を進める埼玉県秩父市の職員を招き、地方居住に関する区民ワークショップを開いた。国は日本版CCRCを「生涯活躍のまち」と名付け、地方移住促進策の柱の一つに位置付けている一方、23区では「区民を追い出すようなイメージを与える」として消極的な姿勢が目立つ。豊島区企画課は「都市部に暮らす人の新たな自己実現の場として、地方居住という選択肢を提示することは、都市の自治体の使命」と意欲を示す。区はワークショップで出された区民意見を基に、「豊島区版CCRC構想」を年度内にまとめる考え。
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