15年度特別区決算/経常収支比率が70%台に/歳入歳出 3年連続で過去最大/ミスリードに警戒を 都総務局は2日、2015年度の特別区普通会計決算を公表した。決算規模は、歳入が前年度比1・9%増の3兆6470億円、歳出が1・8%増の3兆5043億円となった。いずれも5年連続の増となり、13年度から3年連続で過去最大規模を更新した。実質収支は6・8%増の1266億円で、38年連続で全区黒字。経常収支比率は港区を除く22区が改善し、前年度を2・9ポイント下回る77・8%。08年度決算以来7年ぶりに70%台に突入し、「23区強し」を印象付ける結果となった。
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