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荒川下流域タイムライン/新たに10区が試行運用へ/被害想定などに課題も

 北、板橋、足立の3区や都、国土交通省などが荒川下流域の決壊をシナリオとして事前に取るべき減災行動などを時系列で定めたタイムライン(事前防災行動計画)に関し、新たに10区と埼玉県の3市が加わった専門部会の初会合が6日に文京シビックセンターで開かれた。荒川下流域タイムラインは昨年5月に試行運用を開始しており、国は社会全体で洪水に備えるとして、来年5月には16区市での拡大試行運用を始めたい考えだ。一方で、国が自治体主導でのタイムラインの策定を求めたのに対し、自治体側からは国の関与の在り方や具体的な被害想定などが不明な点など課題が示され、難航も予想される。

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