国家戦略特区/就任1カ月の「小池カラー」/特区活用で問われる手腕 8月末、小池知事が就任後、初めて出席した国家戦略特区の区域会議で、早速新たな規制緩和策が打ち出された。女性活躍推進や国際金融都市の実現、多摩・島しょの振興といった施策は、以前から都庁内で検討が進んできた取り組みだが、「今回、知事から区域会議でぜひ取り上げるよう指示があった」(都庁幹部)といい、知事の公約とも結びついた意欲的な取り組みと言えそうだ。知事は今後も規制緩和を積極的に活用する意向を示しており、緩和策を「先進都市東京」の実現に生かしていけるか、リーダーシップが問われることになりそうだ。
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