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小笠原諸島/外来種駆除で試行錯誤/世界自然遺産登録から5年

 小笠原諸島が世界自然遺産に登録されてから5年が経過した。同島の2015年の来島者数は約2万8千人。世界遺産登録直後の12年の約4万4千人をピークに減少傾向にあり、昨年は台風による定期船の欠航などもあって落ち込んだが、同じく世界自然遺産の知床や屋久島と異なり、今も登録前を上回る状況だ。定期船「おがさわら丸」の新造船の就航に伴い、航行時間が短縮し、より多くの観光客の誘致も期待されているが、同時に自然環境の保全という命題も抱える。世界遺産登録を経て、小笠原の自然環境保全はどう変わっているのか。

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