市場問題プロジェクトチーム（ＰＴ）が１５日に市場業者を対象に行った豊洲新市場の機能や安全性のヒアリングで、業者から駐車場に屋根を設置するよう求める要望が相次いだ。豊洲新市場のトラックバースが不足し、水産物の搬送のピーク時に荷降ろしができないと駐車場で行わざるを得ず、雨天時の対応として屋根が必要という。だが、屋外での荷さばきは、衛生管理上の問題があり、市場移転の最大の利点である「食の安全・安心の確保」がさらに後退しかねず、都は難色を示している。