都立・公社病院/診療データで医療水準向上/駒込病院で試行 臨床研究活用も 都立・公社病院の診療データを臨床現場での医療水準の向上に生かそうと、都病院経営本部は年度内にも診療データの利活用に向けた病院現場での試行に入る。約7千床の診療データを有効活用し、臨床現場での診療支援や研究・治験に役立てることが主な目的で、「診療データバンク構想」の検討委員会(委員長=橋本廸生・日本医療機能評価機構執行理事)が中間まとめで明らかにした。ただ、データの精度の向上や個人情報保護との兼ね合いなど、課題も多い。検討委では試行結果や国の動向などを踏まえて検討を重ねる予定。
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