2017年度国保料率/前年度比7252円の大幅値上げ/高額医薬品の浸透背景に 特別区長会(会長=西川太一郎荒川区長)は16日の総会で、国民健康保険の2017年度基準料率を決めた。基礎分と後期高齢者支援分から算出した被保険者1人当たりの年間保険料は前年度比7252円増の11万8441円となった。被保険者の高齢化や高額医薬品の利用拡大で療養給付費が大幅増の見通しとなったことを受け、段階的に進めている高額療養費の賦課総額算入を当初計画の84%算入から見直し、75%算入にとどめたが、算定方式を旧ただし書き方式に変更した11年度以降で最大の値上げとなった。
|