| 杉並区/「フレイル予防」に着手/高齢者の口腔機能改善で/「浸透進まず」他区は慎重 杉並区は、高齢者の健康づくりを目的に、来年度から23区で初めて「フレイル予防」に着目した口(こう)腔(くう)機能チェック事業を開始する。フレイルは、要介護リスクが高まった高齢者の健康状態を示す用語で、厚生労働省や東京大学高齢社会総合研究機構などが周知を図っているが、社会への浸透が進んでいないのが実情で、23区では「フレイル」という用語を使用することに対して慎重な姿勢が目立つ。杉並保健所では「まずはフレイルについて知ってもらうことが第一」と課題を指摘する。
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