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東京産ヒキガエルの今/身近な生き物、アズマヒキガエルを守る/多摩動物公園昆虫園飼育展示係長 秋川貴子

 「ガマガエル」といえば、のっそりした動きといかつい顔がおなじみのカエルです。これはヒキガエルの別名で、東京でも人家の庭先に現れ、都市部でもよく道路を歩いているので、誰もが一度は目にしているのではないでしょうか。
 このヒキガエル、実は生息地域により二つの亜種に分かれます。見た目での識別は難しいのですが、西日本に分布する亜種がニホンヒキガエル、東日本に分布する亜種がアズマヒキガエルと呼ばれます。夜行性で、ジャンプ力は弱く、普段はゆっくりと歩いて移動し、繁殖期以外はほとんど水に入りません。落ち葉や石の下などで冬を過ごし、繁殖期を迎える2~3月、浅い水辺に長いひも状の卵塊を産みます。多数の雄が局所的に集まり、水辺で雌の奪い合いをする様子は「蛙合戦」といわれています。
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