東京最前線/「同性カップル里親」進むか/子供の利益見極めへ 大阪府が昨年末、養育里親に同性カップルを認めたことで、全国的に注目が集まった。様々な事情で家族と暮らすことができない子供を受け入れる養育家庭制度は各自治体が認定基準を定めているが、都の基準は同性のカップルを想定しておらず、認定を受けることが難しい。社会的な要請が高まれば児童福祉審議会などで基準の見直しが行われることもあり得るが、「子供のための里親制度」を担う基準の軽率な拡大には慎重な意見も根強い。 「あのおばさんの家に泊まりに行ってみる?」 児童相談所の福祉司が、養護施設に入所している4歳の児童に尋ねる。子供の養育を希望する50代の女性とは、施設での面会から共に外出するなど、段階的に交流を深めている。今後、短期から長期の外泊などを経て、児相が適切と判断すれば「養育家庭」として子供を預かることになる。子供ははにかみながらもうなずき、交流が続くことになった。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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