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絶滅危惧種のカメを繁殖/全国の動物園で4園目/江戸川区自然動物園ホウシャガメ飼育担当 萬羽貴史

 江戸川区自然動物園では今年4月8日から15日にかけて、計4匹のホウシャガメの人工孵化(ふか)に成功しました。全国の動物園では4園(館)目です。今回はその繁殖の取り組みについてご紹介したいと思います。
 ホウシャガメはマダガスカル島にのみ生息する固有種です。甲羅にきれいな放射状の模様があることから、ホウシャガメと名付けられました。野生下ではこの模様が保護色となり、身を守るのに役立っていると考えられています。その模様の美しさから世界で一番美しいカメと呼ばれますが、そのためにペットとして人気が高く、生息地で乱獲され生息数は激減しており、絶滅の危険性が非常に高く国際的にも保護の対象となっています(IUCNレッドリスト=CR、CITES=付属書1.)。現在では国際的に保護されていますが、いまだ密猟・密輸が後を絶ちません。
 江戸川区自然動物園では国際希少種であるホウシャガメをはじめとしたマダガスカル産カメ類の安定した繁殖に寄与することを目的とし、2013年から繁殖に取り組んできました。
 
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