都病院経営本部は3月7日から、『都立墨東病院の管理栄養士・病院専門調理師が考えた家族みんなで健康ごはん』を販売しています。
病院の食事から、家庭でも簡単に作れるようにアレンジした主菜のレシピと栄養バランスの良い副菜を組み合わせた41の厳選したメニューを紹介しています。
患者に寄り添った食事
墨東病院はベッド数729床、25の診療科を有する区東部に位置する唯一の都立病院です。栄養科では、職員である調理師と管理栄養士が協力して毎食約500食、1日3食、計1500食の食事を提供しています。提供する食事数も多いのですが、その種類(食種)も多岐にわたっています。
主食であれば、ご飯の常食から重湯の流動食まで5段階の柔らかさがあり、年齢・性別・体格等により量も増減します。病態に則した食事の提供も必要です。具体的には、糖尿病や心臓病、腎臓病、胃切除後などの患者への対応ですが、最近では嚥下(えんげ)調整食のオーダーも増加しています。それは、高齢や脳卒中の後遺症などで飲み込む機能が低下した患者に対する食種で、刻んだり、ミキサーにかけたり、ゼリー状に固めるなどして食事を提供しています。
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