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世界自然遺産決定を待つ/小笠原村総務課企画政策室 柴垣佳久

小笠原の知名度って…
 「小笠原諸島は、東京の南約1千キロメートルにある太平洋上に散在する30余りの島々で、北から聟島(むこじま)列島、父島列島、母島列島、火山列島の四つの列島及び西之島、南鳥島、沖ノ鳥島の三つの孤立島からなっており、行政区域は東京都に属している」という言葉は実に使い古されており、雑誌やパンフレット、ホームページなどにも判を押したようにこの表現が使われている。自分も何かある度に、この表現を言わば常識のように使っているのだが、その常識を覆す事件が起きた。
 インターネットで偶然、宝石販売店の社長をしている地元(兵庫県)の同級生のブログを発見した。高校卒業以来、一度も会っておらず、少々不安もあったが、「今、東京の1千キロメートル南にある世界遺産を目指している島で仕事をしている」と近況報告をしたところ、翌日に返事が来た。
 「久しぶり、屋久島にいるんだね」
 世界遺産を目指しているといっても、日本全国から見ると、小笠原の知名度ってそんなもんか。常識のように使っている表現が、自分だけの常識であることを痛感した。

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