基準超過の有害物質検出／築地市場　３０カ所でヒ素や水銀など

都中央卸売市場は２５日、築地市場の土壌から基準値を超える有害物質が３０カ所で検出されたと発表した。今回の調査結果を踏まえ、より詳細なボーリング調査が必要になることから、小池知事の総合的判断が遅れる可能性が高いとの指摘が出ている。
　同市場は、築地の施設の耐震補強工事などを行った際、都環境確保条例に基づいて提出しなければならなかった土地履歴の調査に関する届け出を怠っていたため、土壌調査を５月に実施。８区域１１１カ所で、地表から５０センチまでに含まれる１１種の有害物質を調べたところ、３０カ所でヒ素や水銀など５種の有害物質が基準値を超過していた。
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