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新銀行東京・寺井社長に聞く(下)/銀行の規模当面は小所帯を堅持

■今の新銀行の規模は信用金庫くらいです。発足当初は、3年で地銀中位クラスを目指していました。寺井社長が考える新銀行の規模は。



 まだ分からない。スコアリングモデルで全部のリスクを読め、予測できると思って貸し出しを始めた。2兆円くらいまでいけると思ったが、モデルが用をなさず、いったん倒れた。今度は、人間の目線で伝統的な審査手法でやろうと、マーケットの中に乗り出している。どこまで行けるか
は、やってみないと分からない。
 少なくとも新勘定は約740億円まで伸びたので手応えはあるが、すぐに1兆円には行かない。銀行は刀鍛冶だ。少し手を出して、噛まれないように少しずつフロンティアを広げる。ここから先は、もっといろんな努力が必要だと思う。


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