| 世田谷パブリックシアター20周年/「同時代性」を掲げる/館長 永井多惠子 渋谷からほど近い世田谷区の三軒茶屋にある私どもの劇場、世田谷パブリックシアターは、今年4月に開場20周年を迎えた。現代演劇と舞踊を中心とする作品創造・上演活動と、市民の自由な創作や参加体験活動を通し、新しい舞台芸術の可能性を探るというミッションのもと、日々奮闘している。今でこそ公共劇場の存在は社会的に認知されているが、20年前には今のような形の「パブリックシアター」はなかった。 社会に何かを/問いかける 当財団の前身となる世田谷区コミュニティ振興交流財団の設立は、開場前年の1996年11月。開場まで半年もなかったため、準備は急ピッチで進められた。当初の劇場監督は演出家・佐藤信氏。600席の主劇場・世田谷パブリックシアターと200席の小劇場・シアタートラムを擁し、演劇とダンスを特徴にすることは決まっていた。それから、社会に何かを問いかける同時代性を意識した劇場にしようということでも一致していた。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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