| 東京最前線/民主党早晩、消えてなくなる運命?/無責任体質根底に所属議員の帰属意識の薄さ民主党政権のゴタゴタが続いている。菅直人首相の「退陣表明」もどきの演説に始まり、今度は居座る首相に党執行部が右往左往。国民は、もはやあきれ返るしかない。こういった民主党のガバナンスがきかない無責任体質は、党本部に限った話ではなく、足元の東京でも見受けられる。期待を一身に受けて政権交代した民主党は、どうしてこんな体たらくになってしまったのか。
今春の統一地方選挙。東京での民主党の戦績(5月実施の足立区議選を含む)は、擁立した公認候補258人に対し、当選者141人だった。当選率は54・65%。23区だけで見ると、当選率は48・13%と5割を割り込んだ。政権交代を果たした後の民主党は、地方議会での躍進を大きな目標に掲げていたのに、目も当てられない大惨敗に終わったのだった。 だが、結果責任はとなると、誰も取らない。民主党東京都連では、統一地方選後、わずかに1回、常任幹事会が開かれただけで、一部から執行部の責任論が出たものの、大きな声にならず、うやむやに終わったという。
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