調布飛行機事故/救済制度など課題山積/運輸安全委が報告書 地元は安全対策を要望 2015年7月に発生した調布飛行場離陸直後の航空機墜落事故に関し、国土交通省の運輸安全委員会は18日、事故調査報告書を公表した。同報告書では事故原因を分析し、速度低下が墜落の原因だったと推定。国土交通省に対して関係機関への指導強化や事例を周知することなどを勧告した。事故発生から2年。初の詳細分析により、被害者救済や同飛行場での自家用機削減に向けた調整などが一歩前進した格好だが、飛行場を抱える地元では課題が山積している。 同報告書は事故原因について、離陸上昇中の速度低下により失速、墜落したと推定されると結論付けた。速度低下の要因は、▽最大離陸重量超過▽低速での離陸▽過度な機首上げ姿勢の継続─の3点。重量超過については、危険性に関する機長の認識不足や法令順守の意識が不十分だった可能性があると指摘した。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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