| 防災教育を考える(下)/日本の学校防災に期待したいこと/滋賀大学大学院教育学研究科教授 藤岡達也 なぜ今、学校防災が大切なのか。このシリーズの最後として、防災、減災に取り組む中から、これからの人材育成のための新しい学校教育の展開を述べてみたい。 ◇ 1 地域の過去の災害を知ることが、将来の備えにつながる 東日本大震災という大惨事や毎年発表される特別警報のように、自然災害の予測は困難である。ただ、災害を引き起こす自然現象を防ぐことはできないが、日常の備えによって自然災害による被害を小さくすることはできる。そこで、減災という言葉も使われるようになった。地震・津波だけでなく、地域で過去に生じた自然災害は、今後も発生する可能性がある。そのため、将来に起こることが予想される自然災害への備えは、過去に生じた災害を知ることから始まる。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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