| 宝島は見つかるか~新たな島しょ振興への道(上)/魅力とリスク 港区の竹芝桟橋を出港したジェット船は、約2時間40分で新島に到着する。台風の接近によって波が高いにもかかわらず、海上を飛ぶように進む船はさほど揺れを感じない。荒天を実感したのは、船が到着したのが波の強い新島港ではなく、若郷漁港に変更になった時だった。若郷は島の北部に位置している。 「本村と若郷にはそれぞれ港があり、天候によって船が到着する場所が変わる。観光客は宿からの送迎がなければ、タクシー・レンタカーを使わないといけない」。送迎の民宿の従業員がそう説明してくれた。天候次第で宿から迎えに行く港も変わることを「雰囲気でなんとなく分かる」とあっけらかんと話すが、船が離発着する港が突然変更になることは、旅行者にとって大きな不安材料であり、負担となる。 「空でも海でも『天気次第』だ」。小池知事は7月29日に新島村を訪れた際、島しょ部の観光振興における課題を、そのように話した。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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