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■小池都政1年目の評価~都職員アンケートの自由意見から(3)/市場移転

 築地市場の移転問題は、小池知事が7月の都議選直前に豊洲・築地の両立案を打ち出した。都職員アンケートの自由意見では、移転の決断自体を「前進」と評価する声が上がる一方、「選挙を意識しただけのパフォーマンス」「中途半端で(両市場が)共倒れになる恐れがある」という不安も広がっている。

  評価できる  
 ■決断を下したこと自体は評価できる。築地を売らない選択も具体的な方法論は別として、大局的には理解できる。市場会計の資金繰りの観点のみから売却ありきで決めることには慎重であってもいい。
(50代、本庁部長以上)
 ■遅きに失した感があるが、一つの前進。築地の跡地は売却か長期の貸し付けに絞られており、今回の知事の表明もその枠をはみ出るものではなく、一種のレトリックに過ぎない。
(40代、課長代理級)
 ■中央卸売市場に在籍していたが、正直、豊洲の安全性について都民への説明が不十分だと感じていた。そのうちに「安全性に対する議論が再燃するのでは」と恐れていたが、その通りになった。(40代、本庁課長代理)
 
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